5th フィフス株式会社

長谷川崇の現場ブログ

シンプルにする前の工程【ブログ記事】

デザイナーやコピーライターと仕事をしていると、「シンプルにしたほうがいいと思う」と提案を受けることが多いです。シンプルなデザインは、確かに機能性に優れていたり商品の要点にたどり着きやすかったりと、問題解決を目的としたデザインの答えとして採用される事が多いと思います。

ところが、提案してくれた人が言うシンプルは、本当にシンプルなのか?と感じることが多いのです。シンプルに至った背景、その過程はきっと複雑で、それを解いたシンプルさなのか、いくつかのヒントやきっかけだけを突破口にしたシンプルさなのか。

沢山の要素を絡め解き明かした後に生まれるシンプルさは、私達が抱える問題を解決するデザインに大事な要素だと思うのです。

Web活用の現場でも大いに影響があるデザイン。
今日は「シンプルにする前の工程」というテーマで記事を書きながら、自分たちが取るべき行動、またはデザイナーやコピーライターに求める作業について書きまとめていきたいと思います。

◯情報を詰め込む

数時間の打合せで優れたコピーやデザインは生まれるのでしょうか?
1企業のデザイン、コピーを生み出すために、打合せでどれだけ優れた質問を繰り返したとしてもそれは生まれないと思うのです。情報が圧倒的にたりません。

業界情報や商品知識、経営者の考えやスタッフが直面している課題など、環境にある様々な情報を詰め込むことが最初のステップだと思います。

◯自分領域以外の情報に触れる

自分で集めた情報は、自分のアンテナで集めたもの。
インターネットの検索がその最たるもので、キーワードツールを使って様々な検索から得られる情報は、どこまで繰り返しても自分の領域で集まった情報です。

自分領域から脱するために例えば、集めた情報を他者に伝え、意見を聞く。自分目線で見つけた情報が、本質からずれている・圧倒的に不足している、そういったことにも気づけるかもしれません。

詰め込んだ情報をもって、他者との対話を繰り返し、自分以外の目線を加えていく。さらに情報の質が深まるように思います。

◯一旦、整理整頓

情報は集めた!さぁ、制作・・・に取り掛かる前にもう1工程提案します。

集めた情報は整理整頓。
資料のガイドラインや、デザイン/コピーの手書き案・キーワードリストなどを作ってみたり。立場に合わせた「何か」を生み出す前に、情報を整理整頓してみてください。
==
Web担当者とデザイナーやコピーライターが打合せするとしたら、お互いにここまでの準備してからのほうがいいと思います。ちなみに、デザイナーでもコピーライターでもない私は、整理整頓のタイミングでマインドマップを使います。論理的なアウトプットを行う前に、思いつくままに書き綴り、それらを眺め・カテゴライズし、仮説を立てる。仮説を立てたら、文書や図表で論理化していく感じです。人それぞれの方法があっていいと思いますが、何か得意なアウトプット方法を持っておくと、仕事時間の短縮にも繋がると思います。
==

◯シンプルに向けて

こうして出来上がった「何か」をベースに制作活動です。
削ぎ落とすという作業が、仮にシンプル化の1工程だとすると、これくらい情報を集めないことには削ぎ落としようもありません。

見た目はシンプル、背景にあるのは集めた情報から生み出した複数の仮説。
現場で求められる、デザインやコピーは、これくらいまで真剣に取り組んでいきたいものです。

Posted at:2015.1.19

月別記事一覧

最近の画像

  • Update.jpg
  • design2.jpg
  • website.jpg
  • contents2.jpg
  • 120504_2.jpg
  • 120421_nagano02.jpg
  • 120421_nagano.jpg
  • DSC_7837.jpg
  • DSC_7610.jpg
  • 120115_2.jpg
  • Webサイト制作へ

    <マーケティングファースト>ユーザーにとって最適な状態を目指して常に改善を続ける

  • 目的達成まで一緒にサポート

    Webサイトは完成してからが大事。ワンストップで複数のソリューションをご提案

  • Webの学校へ

    企業にとって、理想のWeb担当者とは?